大野智作品展『FREESTYLEⅡ』 その2
いよいよ作品展へ。
黒い衝立の向こうに待ち構える作品に
想いを馳せながら、待機列に並びました。
番号を呼ばれ、会場へ行くと・・・・
まさに異空間!
大野智ワールドが目の前に広がっていました。
思わず立ち止まり、「わぁ~」と溜息なのか
言葉なのかわからない小さな声が
出てしまったほど。
制限時間は1時間。
美術館に行けば平気で2~3時間いる私には
足りな過ぎる時間。
最後まで鑑賞することができるのか
不安でいっぱいでした。
でも、この作品展には順路がなく、
好きな作品から鑑賞することができたのが
功を奏し、短い時間の中でも
ゆっくり、じっくり、好きな作品を
好きなだけ鑑賞することができたのです。
スペースオーの空間に計算しつくされて
配置された衝立が、ワクワク度を高め
角を曲がる度に、やっぱり出る声は
「わぁ~」なのでした。
作品集(写真)で見る印象とは異なり、
色彩の輝きや色を重ねた部分が見る位置によって
異なって見えること、一本一本が繊細なタッチ、
立体感、すべてに鳥肌ものでした。
近くから見て、少し離れて見て、
角度を変えて正面、左右、下から見て、
もう一度正面から見てを繰り返していると
やっぱり1時間なんてあっとう間でした。
彼の心の中や素の部分を見れるような
気がしたけど、計り知れませんでした。
やっぱり、大野さんは
ちょっとおかしくて、とっても愛おしい・・・。