つれづれなるままに

140字だけでは綴れないことを言葉に。

大野智作品展『FREESTYLEⅡ』 その2

いよいよ作品展へ。

黒い衝立の向こうに待ち構える作品に

想いを馳せながら、待機列に並びました。

番号を呼ばれ、会場へ行くと・・・・

 

まさに異空間!

大野智ワールドが目の前に広がっていました。

思わず立ち止まり、「わぁ~」と溜息なのか

言葉なのかわからない小さな声が

出てしまったほど。

 

制限時間は1時間。

美術館に行けば平気で2~3時間いる私には

足りな過ぎる時間。

最後まで鑑賞することができるのか

不安でいっぱいでした。

 

でも、この作品展には順路がなく、

好きな作品から鑑賞することができたのが

功を奏し、短い時間の中でも

ゆっくり、じっくり、好きな作品を

好きなだけ鑑賞することができたのです。

 

スペースオーの空間に計算しつくされて

配置された衝立が、ワクワク度を高め

角を曲がる度に、やっぱり出る声は

「わぁ~」なのでした。

 

作品集(写真)で見る印象とは異なり、

色彩の輝きや色を重ねた部分が見る位置によって

異なって見えること、一本一本が繊細なタッチ、

立体感、すべてに鳥肌ものでした。

 

近くから見て、少し離れて見て、

角度を変えて正面、左右、下から見て、

もう一度正面から見てを繰り返していると

やっぱり1時間なんてあっとう間でした。

 

彼の心の中や素の部分を見れるような

気がしたけど、計り知れませんでした。

 

やっぱり、大野さんは

ちょっとおかしくて、とっても愛おしい・・・。