つれづれなるままに

140字だけでは綴れないことを言葉に。

さっちゃん事件

 

それは9月17日の深夜。

ツイッターに突然流れた「大野智10歳年下元女優と本気の同棲愛」報道。

どこかガセだと信じ込む自分。

それが嵐の前兆だなんて全然信じなかった。

 今更な気もするけど、私は大野智くんのファン。

俗にいう「大野担」「智担」。

アイドルなんてジャニーズなんて全然興味がなかった私に

センセーショナルに現れたのが彼なのだ。

 

長年ロックバンド一筋で過ごしてきた私には青天の霹靂。

まさかアイドルにハマるなんて想像もしなかった。

でも、疑似恋愛しているわけでもない。

何が好きなのか聞かれると、「才能とギャップ」かな。

だから、彼が恋愛をしようと結婚をしようと

そこは重要ではなかった。

むしろ34歳で女性の影がない方が不自然とすら感じていたほど。

フライデーの記事は、ふ~ん…という気持ちと、ガセでしょう?

という気持ちが入り混じっていたけど、落ち込むとか

裏切られたなんて思いは全くなく、

「彼女がいる」ということに何ら問題は感じていなかった。

人間らしくていいじゃないか。くらいに思っていた

何とも緩いファン(笑)

 

それが、事態は一転する。

・個展のメイン作品「パグ」は彼女が飼っていた犬

・彼女がSNS大野智を匂わす投稿多数

・彼女との行動を友達の一人としてラジオで語る

・仲良しの船長に写真を撮らせブログに掲載される

・仲良しの対馬のトモくんの行き過ぎた行動を許す

・個展の作品に彼女の面影疑惑

・作品集にアナグラムで彼女の名前掲載

 

ここで、アイドルとは何か考えてみよう。 

アイドルとは、「偶像」、「崇拝される人や物」、「あこがれの的」、「熱狂的なファンをもつ人」、「人気者」を指す(wikipedia)

極端に言えば、ファンが勝手に理想を作り上げ、恋い焦がれる存在。

虚像みたいなものと私は考える。

だから、プライベートを垣間見ことに特別さを感じても

深く知りたいとは思わない。隠し通してこそアイドル。

ファンに夢を売るのがお仕事なのだ。

それを揺るがす数々の行動に憤りしか感じなかった。

「彼女がいます」これ私には全然問題ではない。

彼のプロとしての意識、責任を全く感じられない行動が問題。

先の記事に書いたように、何年も行きたくてたまらなかった個展。

遠征という形で現実化したのが今年。

その作品を間近で見ることができて本当に幸せだった。

それを踏みにじられた気持ちになった。

「ファンの子に見てもらいたい」という言葉を

どういう気持ちで吐いたのだろう。

きっと何も考えてなんかいない。

まさにフリースタイル。

その神経に一時期どうでもよくなってしまった。

彼を思うファンに彼女を匂わす作品を見せ、

あろうことかグッズ化してしまう神経。

公私混同。

アート作品に公私混同なんて関係ないと

普通なら思うけど、だって彼はアイドルだから。

嫌でも、アイドルという肩書は付きまとう。

個展を開催するときに、どれだけの人が作品を愛して

見に来たか定かではないでしょう。

嵐・大野智だから見に来たって人が大変でしょう?

芸術家気取りしても、やっぱりアイドル。

いち作品ファンとしてはちょっと悲しいところだけれど

これが現実。

肖像権に極端に厳しい事務所に所属していながら、

写真を撮らせる神経。

ただ信じていただけなのかもしれないけど、

特殊な職業なんだから原因は作るべきではなかったかな。

 

日を追うごとに次から次と出てくるネタに

麻痺してしまったのか、諦めがついたのか、

私はすっかり落ち着いてしまって、

もう彼はこういう人だから。と割り切ってしまった。

彼が一つのことに夢中になることが今回は

良くない方向で出てしまったことは周りの責任でもある。

散々甘やかしてきた結果。

いくら憤ってもこういう人なんだから。

惚れた弱みではないけど、私は彼のパフォーマンスが好き。

才能が好き。

だから、誤解を恐れずに言うなら、一つの商品として好き。

根本的なところで最大の魅力を発揮してくれればいいかな。

彼がしたことは消えない。

これから彼がどういう考えや行動を示していくか、

その方が重要かな。

だから、日々出てくる情報も見る見ないも

自分でコントロールしていこうと思う。

情報が氾濫するネット社会から守るのは自分次第。

彼を擁護しているわけではない。

むしろ呆れるほど怒っている。

でも、人間ごと全部好きでいようと思わなくなったら

すごく楽になった。

好きなところだけしっかり見ておけばいいんじゃないかな。